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見出し・関節リウマチについて

関節リウマチの治療について

イメージ画像関節リウマチの治療法はこの十年変わりつつあります。
従来の薬でも効果が不十分なものは淘汰され、タイトコントロール(病気の勢いを完全に抑え込む)ことにより関節の破壊を限止し、治癒させることを目指すことが可能になってきました。多くの抗リウマチ剤のうち、リマチルアザルフィジンリウマトレックスの3剤が生き残り、中でもリウマトレックスはキードラッグとして最も使用される薬です。それでも効果が不十分ならば、生物学的製剤が使われます。

高価で副作用にも注意が必要ですが、驚くべき効果があります。当院でも多くの患者さんに使用しています。

リウマチの関節破壊は発病早期に進行しますので、早期診断・早期治療が不可欠です。イメージ画像そのため早期の診断基準が改正され、関節の腫れと痛み、検査成績が数値化されて、ある点数以上はリウマチと診断し厳密な治療を開始します。ただしこの診断基準はその他の穆原病や類似疾患との鑑別が大切で、十分な臨床経験がいります。いったん治療を始めても3カ月以上たって効果がなければ、次のステップの薬剤に変更していきます。なるべく早い段階で最も効果のある薬剤に到達して病気の進行を止めることが求められています。

リウマチには薬とともに温熱療法などの理学療法、関節の動きや筋力を維持・増加させる運動療法、装具や補助具による生活サポートツールなども重要です。
リウマチ学会の専門医発足第一回以来の専門医として、最新の治療を提供できるよう努力を続けていますので、あらゆるご相談に応じます。